2022(令和4)年を振り返る(『刻』)

今年も最後の一日となりました。少し前になりますが、自分としては、結構な時間を投下して書いているが、HP地域福祉研究所は意味があるのだろうと、親しくして頂いている知人に尋ねたことがあります。私は、人様の役に立ってこそ自分の存在意味があると思っているので、この様なことを尋ねたのです。

短い言葉でしたが、自分としては少し気持ちが楽になったように思えました。その方は、「私は毎朝、日課のように読んでいる。自分とは違う視点や気付かないでいることを知らせてもらっている。だから、役に立っている。でも、誰かの役に立っているかどうかは考えなくても良いのではないか。自分の信じることをやる。それで十分なのではないか。自分自身の日記くらいに軽く考えても良いと思う」と。

私は、長いこと公務員をしていたからなのか分からないのですが滅私奉公(個人的な感情や欲求、利益を捨てて、社会や国家などの公のために尽くすこと)的なところがあります。また、多くの人にお世話になり今があるので、機会ある毎に恩送りをしないといけないと思っています。この為、常に「利他」が先行する考え方になり、自分のことは二の次三の次になります。

どれほど大変でも、その事は全く気にならないし負担も無いのです。それどころか、役に立ていることが嬉しいのです。私のHPは、こうした捉え方の延長線上にあり、どちらかというと、自己主張というのではなく、なにがしの役に立てば嬉しいと言うのが先に立ちます。

そんな中で、たまには自分のこと、自分の信じることをやるのも大切だよって教えて頂いたのです。そう言われて思ったのです。もしかしたら、「滅私奉公」や「利他」等は後付けで、本当は、人様の目を気にしながら生きている小心者だけの話なのでは無いかと。だから、もっと自分を信じて、自分の思うように振る舞えばよいと言ってくれたように感じ取ったのです。

そんな言葉を思い出し、今年の終わりに、この一年を振り返ってみようと思ったのです。昨年から増田さんのお手配で実現した「今年の漢字一字」があります。この早坂師範から頂いている書、今年の漢字一字『刻』(きざむ)に、今年一年を整理してスケッチブックに張って、一年の締めくくりに「日記」にしようと思いたちました。

今年の一枚(OFF)
今年の一枚(ON)

今年2022(令和)4年の漢字一字は『刻』(きざむ)でした。市井の人になり、どの様に日々を過ごしたら良いのか、迷いのさなかにある中で考えたのは、答が見つからない中にあっても、一日いちにちを大切に過ごす中で見つけていけば良いのではないかと考え、一日を刻むように大切に過ごそうと思ったのです。日々、流れるように続く時間を、一時も無駄にせずコツコツと刻むように過ごすことに心掛け、流れにただ身を任せるだけの毎日にはしないように心掛けたいと考えたのです。

お陰様で、今年一年は、明確な目的を持って過ごせない迷いながらの毎日でしたが、日々を大切に過ごすことで細々ながらも人様のお役に立てる機会を頂け、充実した一年だったと思っています。有り難いことだと感謝しています。

また、大変なことであっても、コツコツ、一歩いっぽを重ねることで、想いに近づけていくことの実感を持てたように感じた一年でもありました。高く険しい山に登る時のように、見上げると「とても無理」と足がすくんでしまうのですが、例え自信が無くとも、一歩を踏み出す勇気を出し、目の前の一歩に集中する。これの繰り返しが、いつしか距離を刻み、振り返るとスタート地点は遙か遠くになっています。

ゴール(生きることの目的)は、何かわからない、どこにあるのかもわからないかも知れませんが、それでも、この一歩の刻みは十分意味があるのでは無いか、そのように感じられるようになれたことは大きな収穫だと思えます。

そうしたいと考えている自分を信じ、そんな自分を応援してあげる私。時には、自分自身に良性のストローク(よく頑張っていると褒めてあげる)も大切なんだと思っています。こう思えるのも、冒頭に書いた助言のお陰と感謝しています。

様々な機会に感謝です。そして様々な人との関わりに感謝です。今年一年有り難うございました。

皆様からの感想・ご意見などをお待ちしています。

2022(令和4)年を振り返る(『刻』)” に対して2件のコメントがあります。

  1. ハチドリ より:

    令和5年になりました。
    新年、明けましておめでとうございます。

    先ほど迄、以前と雰囲気の全然違う、紅白歌合戦を見ていました。21時から始まるのかと思いきや、19時30分頃から始まるのでビックリ。
    美川憲一も小林幸子も出ませんでしたが、新ご三家の郷ひろみや野口五郎も出てくれて嬉しかったです。でも、久しぶりに泊まりに来てくれた娘たちはほぼ興味がない様子で、私が作った料理を次から次に食べてくれて、でも、それはそれで嬉しかったです。ナメタカレイの煮付けは日本酒にも合ったようであっという間に無くなりました。(ヨシ!)

    先生のホームページ,年末年始のお休みかと思っていましたが記事がアップされ、ワクドキで拝見しました。その中にちょっと気になることが書いてありました。

    『私は、長いこと公務員をしていたからなのか分からないのですが滅私奉公(個人的な感情や欲求、利益を捨てて、社会や国家などの公のために尽くすこと)的なところがあります』と。

    本当にほんとにそうですか?
    個人的な感情は捨てて?

    あ~、また私の悪い癖(突っ込み)が出てしまいそうです。先生、おだやかな新年早々すみません。ここで書くのはストップします(ここまで書いて😅)

    『大変なことであっても、コツコツ、一歩いっぽを重ねることで、想いに近づけていくことの実感を持てたように感じた一年でもありました』
    そう、これこれ!

    昨年中は大変ありがとうございました。
    今年も失礼なことをたくさん申してしまうかもしれませんが、深呼吸をしていただき、どうぞよろしくお願いいたします。

  2. 鈴虫 より:

    先生の撮影した写真はいつも目が釘づけになるほど素敵なのですが「今年の一枚(OFF)(ON)」どちらも素晴らしく素敵です。
    特にON!
    被写体のみなさんが全員口角があがっている!
    この様な記念写真は間違いなく吟味したフレームに入れられて、部屋のいちばんいい場所に飾られることでしょう。
    お世話やくのみなさんが楽しくいい時間を共有された証なのですね、とても羨ましく拝見しました。

    おかげさまで、私にとってもOOC世界大会は今年の一大イベントとなりました!
    お世話やくのみなさんの細やかでありながら熱い情熱が注入された世界大会に、心からの感謝を抱きつつ日々のおせっかいに真心を込めて参ります。

    また、先生が今年の一文字を『刻』と定めてこの一年を過ごされたこと、日々の行いを心に刻みながら素晴らしく充実した時間を過ごされていたように拝見していました。自分自身のテーマを意識するのとしないのでは格段に差が開くことでしょうね。

    その様子から刺激を頂き、私も来年はテーマの一文字を意識して過ごそうと考えてみました。
    そして『素』を私の来年の一文字に決めました。
    まっすぐ素直でありたい、ありのままの本質を理解するように努めよう。
    そのように心に留めながら過ごす一年は、きっと素晴らしいものになるにちがいない!
    今、この場で宣言しただけでもう清々しい気持ちになっているから不思議です。

    今年も一年、楽しく刺激的なコメントのやり取りをお付き合い下さったみなさま、ありがとうございました!
    また来年も真心を込めてこの地域福祉研究所のhpに参加させて頂きます、どうぞよろしくお願いいたします🤗

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