嬉しい誕生日プレゼント

何とも嬉しい誕生日プレゼントを頂きました。お心遣い有り難うございます。最近は、良いことながなく、少々ふさぎ込んでいたのですが、厚い雲に覆われた空からしとしとと雨の降る状況が一変し、雲間から光が差し「天使の階段」を見た気持ちです。

薬萊山を背景に収穫期の水田に天日干しの稲が並ぶ光景は、私が幼いころに見たそのものでした。最近は、コンバインで刈り取り、そのまま脱穀して稲わらは細かく切り刻んで水田に残していくという収穫方法が増えているようです。これは、稲わら不足にもなり、何より天日干しという「おいしいお米」の生産方法が、農業人口の減少や従事者の高齢化で消えつつあることを物語っています。

刈り取り束ねた稲は、稲架(はさ)に掛けて2週間程度、天日(太陽光線)と風によって乾燥させます。この自然乾燥を稲架掛け(はさかけ)と言い、地方によっては稲掛(いねかけ)、稲架(とうか)など、さまざまな呼び方があります。また、一本の杭に稲束を積んで干す方法は穂鳰(ほにお)と言います。刈り取ってすぐの籾(もみ)の水分は20~25%で、このままでは水分が多すぎてお米が変質するので15%くらいになるまで乾燥させます。乾燥によって固くなり、籾摺りのときに砕けにくくなるというメリットもあります。お米は、天日干しがとても美味しいです。

稲を干す架設台、稲架(はさ、はざ)に掛けて天日干しする呼び方は、東日本では「はさがけ」(私は「はせがけ」と覚えていました)、西日本で「いなぎ(いなき)」と呼ばれているようです。また、一本の棒に丸く掛ける場合は「棒掛け」と呼ばれます。

刈り取り束ねた稲は、稲架(はさ)に掛けて2週間程度、天日(太陽光線)と風によって乾燥させます。この自然乾燥を稲架掛け(はさかけ)と言い、地方によっては稲掛(いねかけ)、稲架(とうか)など、さまざまな呼び方があります。また、一本の杭に稲束を積んで干す方法は穂鳰(ほにお)と言います。更には、棒(杭)等は使わないで、束ねた稲を組み合わせて土に直に立てて干す「そらたて」という方法もあります。写真に写っているのがこの方法です。

旧中新田地区は、早春から初夏にかけ奥羽山脈から吹き付ける強風のために、大火に見舞われることが度々ありました。この地区に室町時代から伝わる火伏せの舞いは「雲は龍に従い、風は虎に従う」の中国の故事に習い、虎の威を借りて風を鎮めようと稲荷明神の初午まつりに虎舞を奉納、火伏せを祈願したのが起源とされています。お囃子にのって、町内を色鮮やかな山車と虎が練り歩き、各家の防災と家内安全を祈願します。花楽小路祭典本部前では、高屋根に上った数匹の虎が、勇壮な舞いを披露します。

頂いた誕生日プレゼントには、中新田の約650年前から行われている「火伏せの虎舞」や不肖私の座右の銘「刻苦勉励」も併せてデザインされており、唯一無二の手提げバッグです。お心遣いに唯々(ただただ)感謝です。

そう言えば、最近お祭りに行っていません。自分の故郷が心の拠り所になって然るべきなのですが・・・。

人の優しい心配りが嬉しい。私もこの様なことが出来る人間になりたいです。いつも人様から優しくして頂いているばかりで、私は何も出来なくて申し訳ないです。最近、意識することが少なくなった刻苦勉励を思い出し、人様のお役に立てるよう日々精進したいと、これおつくってくれた方を思い浮かべながら考えています。

皆様からの感想・ご意見などをお待ちしています。

嬉しい誕生日プレゼント” に対して2件のコメントがあります。

  1. ハチドリ より:

    天使の階段( *´艸`)

    なんとも先生への感謝と想いを感じる素敵な手作りバックだと思います🥰☝️
    なによりのお誕生日プレゼント✨🎁✨
    良かったですね!

    🎵誰かが いつも君を見ている
    今日もどこかで君のこと
    想っている🎵

  2. スマイル より:

    稲穂の風景は、ここが故郷ではない人でも郷愁を感じるものですね。ご本人の故郷と座右の銘をデザインしたバッグ。こんな素敵な贈り物はそうはないと胸が熱くなりました。誕生日が近いとは知らずに、だったと思われますが、「喜んでいただきたい」という気持ちが手繰り寄せたタイミングだったのではないでしょうか・・・

    最近はお祭りにも行っていなかった、とのことでしたが、この贈り物を見て故郷や家族や先生ご自身の来し方が次々と心に浮かんだのではないか、とお察しいたします。
    『いつも人様から優しくして頂いているばかりで、私は何も出来なくて申し訳ないです』とありますが、このバッグを作った方は「本間先生にはいつもとてもお世話になっているので、感謝の気持ちをこめて」とおっしゃっていました。先生はきっとご自分がかけた恩は水に流してしまい「何もしていない」と思ってしまうのではないでしょうか?自分が放ったものは自分に還ってくるものだと思います。「いつも優しくしていただくばかり」ということは、その何倍も人のために尽くし、それが今少しずつ還ってきているだけなのではないか、と思います。

    こんなに素敵なご縁は宝物ですね。「嬉しい・幸せなご縁」は美しい糸のようなもの。それが切れないように心くばりながら、少しずつ少しずつ織りなしていって、この世で唯一無二の輝く織物になるような人生にできたらどんなにいいでしょう!そんなことまで思いを馳せ、お誕生日の贈り物のお福分けをいただきました。

    あらためまして、素敵なお誕生日を迎えられますように・・・

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