草の葉に白い露が結ぶという「白露」

今朝の最低気温は14.4℃(4:47)。最低気温を記録した時間を過ぎた頃に日課のウォーキングをしていました。確かに半袖Tシャツ一枚では肌寒く、だいぶ歩いてからようやく身体が温まってくる感じで、いつものように汗ばむ状態ではなくなってきました。

今日(9月7日)は、二十四節気の一つ「白露」。草の葉に白い露が結ぶという意味。夜の間に大気が冷え込み、草花に朝露が宿ることから名づけられました。野には薄の穂が顔を出し、太陽が離れていくため空が高くなるなど、本格的な秋の到来を感じられる頃です。日中はまだ暑さが残りますが、朝夕の涼しさの中に肌寒さも感じ始めます。

白露の「白」は、日本人からすると「白」は雪=冬をイメージするのが一般的ですが、中国の陰陽五行では「白」は秋の色とされています。

気温が低い分、朝焼けが鮮やかさを増している感じもします。住宅が建っていない広い宅地が連単している場所を通り過ぎる頃に太陽が顔を出し始め、橙の光が白色の眩しい光に変わります。

早朝の太陽の光は、腸内のセロトニンの基の生成を増やし、脳内のセロトニン分泌を促してくれる効果があるそうです。セロトニンは、人間の精神面に大きな影響を与える神経伝達物質で「レアルアドレナリン」「ドーパミン」と並び体内で特に重要な役割を果たす“三大神経物質”の一つです。セロトニンが不足すると精神のバランスが崩れ、暴力的になったり、うつ病を発症する原因ともなります。

現代人の多くはセロトニンが不足した状態にあるといわれています。セロトニンを分泌するのはセロトニン神経です。このセロトニン神経は日光を浴びることと適度な運動を行うことで活性化されます。ただ現代人は屋内で過ごすことが多く、身体を動かすことをできるだけ避けようとする傾向があり不足しがちです。しかもセロトニンは寝ている間はほとんど作られません。セロトニンを増やすには朝、起きたときの過ごし方が大切です。

こうした体内のメカニズムからして、早朝の散歩は、運動(筋力・心肺機能の維持)だけではなく、精神衛生上の大きな効果を持っているようです。「朝起きは三文の徳」の諺にもしかして、この様なことも入っているのかも。

皆様からの感想・ご意見などをお待ちしています。

草の葉に白い露が結ぶという「白露」” に対して2件のコメントがあります。

  1. 鈴木郁子 より:

    先生お若いですね!半袖ですか?私はちょっと体調を崩したりしていたので今朝はしっかり着込んでいます。「白」は秋の色、感性細やかな日本人に生まれたことを感謝ですね。
    先日は美味しいお土産をありがとうございました。2級合格も!!!おめでとうございます。
    私も書道の昇段試験の作品を先日出しました、とっても下の方なのでお恥ずかしいですが、学べる幸せを感じています。
    今日も素敵なページをありがとうございます。

    1. welfare0622 より:

      コメント有り難うございます。励みになります。
      書道、いいですね。早坂雄峯師範の下に和気藹々と学ばれている様子が目に浮かびます。
      今、『空海の風景』(司馬遼太郎)を読んでいたところなので、「書」には憧れがあります。さりとて、門を叩く勇気もなく、憧れレベルで終わっています。
      2級アマチュア無線合格も、待ち受ける散財に四苦八苦しています。来月早々には、新たなアンテナ(14MHz)が設置される予定です(見切り発車)。

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