只今、修行中！

早朝、日の出前に自宅を出て、5㎞/1時間をノルマと課し修行に励んでいます。これまでは、団地内のバス路線及び小学校の周りを回っていました。このコースだと、少し気持ちが乗らなかったり身体が重く感じたときには、簡単に自宅に戻れるので、挫折のリスクが高くなっていました。この為、今月からは、団地内から離れ団地の外を回るコースにしました。

新たなコースは、5㎞/1時間を超えます。更には、一般道なので信号やアップダウンがあり、実際に歩く「四国八十八ヶ寺歩きお遍路」の状況に近くなります。何より、挫折が難しくなり、否が応でも歩きとおさなければならなくなります。意志薄弱な私は、この様な環境に身を投じて修行しています。

これまでの団地内の周回コースと異なる一般道を歩くようになり、気づくことも多くありました。以前、土木事務所に勤めていたこともあり、感じることも多いのです。

始めに、一般道は、想像以上にアップダウン（スロープ）があると言うことです。階段状のアップダウンは、目視できるのでハッキリ把握する事ができます。しかし、緩いスロープは見た目にはほとんど分からないのです。歩いてみて初めて気がつきます。少し力を入れないと前に進まなくなるのです。この為、しだいに、腓腹筋（ひふくきん）や大腿二頭筋（だいたいにとうきん）に疲労が蓄積されてくるのが分かります。

次には、歩道がほとんどないことです。街中の主要な道路や国道を除くと、見当たらなくなり、車だけの道路になっています。車は、まるで歩いていることを想定していないが如く、我が物顔で走っています。街灯もほとんどありません。やむを得ず、道路（車道）を右側の白線で区切られた路側帯（道路の路端にある歩行者専用エリア）に沿って歩いていると、対抗してくる車は二通りの走り方をします。

一つは、中央線または向かって左側に幾分進路を変えて走っている場合です。この場合は、歩行者を見つけて進路を変えていると思われるので、道路の縁で立ち止まる程度ですれ違えます。二つ目は、キープレフトを保ちながら、そのまま近づいてくる場合です。歩行者を発見していないか、歩行者を無視しているかのいずれかです。この場合は、ガードレールがあれば、ガードレールの外側に立って通り過ぎるのを待ちます。ガードレールがないときには、これは危険きわまりない状態になるので、思いっきり道路から離れて立ちます。

第二次世界大戦中に零式艦上戦闘機（通称零戦）というが開発され、その性能の高さから大きな戦果を挙げ相手国から恐れられました。しかし、重要な欠点がありました。わずかな被弾で機体がバラバラになり、パイロットも守れませんでした。零戦は性能を重視したため、重い防弾板を排除した人命軽視の欠陥機と評されています。

零戦と道路は勿論ジャンルが異なりますが、人命を軽視した設計思想という視点では、底通している様な気がするのです。性能や経済性に重きが置かれ、安全性や人命尊重という姿勢が弱い。様々なところに、こうした性能や経済性が優先され人命尊重の姿勢が後回しになる現状が散見するのです。

最後は、ハード的視点ではありません。朝早くから働いている方々がとても多いと感じたのです。多くの自動車は、前照灯を付けて仙台の街中に向けて走っています。コンビニやスーパーには、配送用のトラックが横付けされています。早朝から赤色灯を付けて、道路工事や地下埋設管工事が行われています。そして団地の中では、新聞配達の方が50ccバイクや軽自動車に乗って配達しています。一昔前までは、自転車での配達が多かったように思うのですが、次第にバイク、軽自動車と移ってきているように感じます。

朝早くから仕事をしている方々をみると、修行と称して遊んでいるのが、とても申し訳なく思ってしまいます。

でも、今だから見える世界なので、大切に使わせて頂くと甘えさせて頂いています。そうした中で、修行の積み重ねと加齢の進行のベストな交差点を見いだしたいものです。厳しい現状ではありますが、あきらめないで挑戦を続けようと思っています。

それにしても、敗戦濃厚かな～。疲れの方は、休みやすみ進み、ある程度時間をかければ、「もしかすれば」と、考えられなくもないのですが、足の裏が何とのならない。私は、以前皮膚科にいったときに言われたのですが、皮膚が弱く薄いのだそうです。顔だけだと思ったら足の裏まで薄いのかも知れません。顔の皮が厚い人がうらやましい。これは違うね！