七日目(4月25日)愛媛県今治市から新居浜市まで

七日目は、五十五番札所南光坊から六十四番札所前神寺までの10ヶ寺を巡拝しました。宿泊は、昔は一流と呼ばれていただろうと感じるホテルです。

七日目は、比較的近い札所を巡拝した感じです。五十二番札所太山寺から五十三番札所圓明寺までは2.2㎞しかないので歩き遍路気分で歩いてみました。平地なので周りの様子などの見ながら鈴の音を響かせて歩いきました。四国の4月という爽やかな中での僅かな距離の歩き遍路。山岳地の歩き遍路の大変さとは違った歩き遍路の快適さを味わいました。

五十九番札所国分寺は、聖武天皇(しょうむてんのう:奈良時代(在位724~749)の第45代天皇。積極的に唐代の文物制度を採り入れて国政の充実に努めた。また仏教を深く信仰し、国ごとに国分僧尼寺を建立し、自ら書写した経文を納めた。さらに東大寺を建立し、奈良大仏を鋳造して天平文化をつくりだした。)の勅願で全国に建立された国分寺の一つ。当事は、高さ60mもの七重塔がそびえる伊予の国愛媛の古刹でした。七重塔の礎石が今でも残っていました。その大きさからその規模が容易に想像できました。また、ここには、弘法大師と握手が出来る大師像があります。願いは一つだけに限るそうです。

六十番札所横峰寺は、西日本最高峰(標高1982m)の石鎚山の中腹(標高750m)にあります。四国霊場三番目に高い位置に建っている山岳信仰の霊地。登りの大変さをシャクナゲが癒やしてくれた。まだポツポツ咲いているといった様子だったが、初夏に満開を迎えるというその時期は、さぞかし見事だろうと思いました。シャクナゲは、ここだけではなく多くのお寺に植えられ目にする機会が多かったです。

霊場の数が26ヶ寺と四国4県で一番多い愛媛県。四十番札所観自在寺から六十五番札所三角寺までの伊予の国愛媛は、迷いから解かれる菩提といわれています。菩提とは、さとり(菩提,bodhi)を求める心(citta)のこと。または「生きとし生けるものすべての幸せのため、自分自身が仏陀の境地を目指す」という請願と、その実現にむけて行動する意図をいう。とあります。息を切らして石段を登り、真言の文字を追うだけの私は、自分を見つめる余裕すらなく、まだまだ修行が必要なようです(笑)。もうすぐ、悟りに至る涅槃の段階に入るのだが大丈夫だろうか。一挙手一投足が修行、頑張らねば!

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